SaaS で提供される issue tracking system (課題追跡システム) を調べた．公開・販売されているものの多くは，情報システムを開発するプロジェクトを管理するシステムの一部として提供されるバグ追跡システムであるが，今回は情報システム開発ではないある管理業務に転用するために探した．
株式会社ヌーラボが開発・販売しているバックログという製品を発見した．情報システム開発以外での使用をも想定しており，今回の目的に合致する．この点は，このシステムで用いられている用語に表れている．例えば「バグ」ではなく「課題」 (issue)，「コンポーネント」や「サブシステム」ではなく「カテゴリ」 (category) というように，より汎化・抽象化された術語が用いられている．今回のユーザの特性を考慮すると，これは重要なことである．
ここから余談．バグ追跡システムなら Bugzilla をかなり前に導入・運用したことがある．Fog Creek Software 社が販売している FogBugz も良さそうだ．Fog Creek Software 社の CEO, Joel Spolsky の記事の和訳「履歴書を読んでもらうには」から辿って知った．
(2009-05-04 追記) Redmine というソフトウェアがある．ホスティングサービスもあるらしい．
